「なぜ、日本では本物のエリートが育たないのか?」と言う本に、
「黄色い二重線のエリアに駐車したら死刑ですという罰則を科したら、違反者はいなくなりました。果たしてこれは、有効な法律だと言えるでしょうか?」
という2011年のオックスフォード大学の口頭試験の問題が載っていたので、回答を自分なりに考えてみた。
結論から言ってしまえば、これは有効な法律だとは言えないと思う。何故なら理由は3つあって、
まず第一に、故意に(わざと)駐車したわけではなく、間違えて車を止めてしまった人が 死刑になってしまう可能性があるからというのと、
第二に、それを防ぐために条文を修正(黄色い二重線のエリアに故意に駐車をしたら
死刑です。と言うように)する必要があるし、現状の条文ではそれが抜けている。
第三に、修正してしまったら、法律として上手く機能しなくなってしまうから。
(違反者が故意に駐車したのか、していないのか客観的に判断するのが難しく、わざと駐車しても、
「わざと駐車したのではない。知らなかった。」と白を切り、身の潔白を主張することも考えられる。つまり取り締まりが困難となる。)
まとめると、法律を修正する必要がある、修正すると法律として機能しない、
かといって現行の法(黄色い二重線のエリアに駐車をしたら死刑ですという法)
では間違えてしまったために死刑になる人が出る可能性がある。
という3つにまとめられ、それら3つの理由によって有効な法律だとは言えないと私は思う。
(中には、死刑制度そのものが良くない。時代に逆行している。と考える人もいるかもしれないが。)
それと、余談だがどうすればこの法律を有効な法律に変えられるか考えてみたので、書いてみようと思う。
どうすれば良いかというと、「黄色い二重線のエリアに三回以上駐車(駐車違反)をしたら罰金○○万円(万ポンド)回数が増すごとに増額、常習犯は懲役○年です。(年数は要検討)」
と言った感じに変更すれば、間違えて駐車してしまった人は刑を科されないで済み、刑が死刑ではないので、死刑制度反対派の反対も防げると思う。
さすがに二回三回も間違えて駐車する人はあまりいないだろうし、何回も繰り返せば罰金刑の額も増加、常習犯は懲役刑となるので妥当な法律だと言えるのではないだろうか?
それと、まだこの本をすべて読み終わっていないので、今回は感想を書かないが読み終わったらそのうち書いてみようと思う。
いつになるかは分からないが……。
まだ家に読み終わっていない本が結構あるので、読まないといけないのだが、本屋に行ってどうしても気になる本があると買ってしまうので溜まる一方だ。
これと同じくらい貯金が貯まればいいなと、ふと思った。
現実的にこのまま紙の本を買いつつづけるといつか部屋が占領されて、床が抜けないかと心配せずにはいられない。
電子化すると言う手もあるようなので検討中してみたいと思うが、こんなことせずとも、もっと電子書籍の品揃えが増えれば、
わざわざ電子化しないで済むのになと思った。日本の出版社も電子書籍にもっと積極的になってほしいものだ。
※この記事を書いた後、色々とキャンペーンをやっていたので、
ソニーで電子書籍を購入してみた。
電子書籍は売り切れが無く、紙の価格よりも本が安く買えると言うのも良いところだが、
やはり、紙と違い、かさ張らず部屋のスペースを取らないところが良いと思う。
品ぞろえがさらに増えれば言うことが無いが、
まだまだ紙の本にとって代わるのは時間がかかりそうだ。
紙版購入先
電子版購入先